
職場に貼ってあったポスターで興味を持つ。出身大学の大先輩の書物は、自分が在学当時に何冊か読んでいるのだが、その後30年ほど、読み返す機会は無かった。料金800円を支払い展示室へ向かうと、渡されたチラシに「館内撮影禁止」と書いてあるにもかかわらず、三脚に「ご自由にお使いください」の札付きで置いてある。安吾と言えば、あの部屋、下の写真で記念撮影をやっとけば? 的な志向のようだ。強いて言うなら、散乱したクシャクシャの原稿用紙が「白紙」なのがリアリティを大分下げている。なんかのコピーにしときゃ良かったのに…。年代順に展示された自筆原稿(のコピー)。崩れた丸文字が特徴なのだが、その中で「恋文」が比較的整った字形で「如何お過ごしですか」などと書き出されているのは、まさか本人にとって、こうして並べて晒されるとは思ってなかっただろう。なんか、実家の書棚に並んだままの作品を読みたくなった。





















