クラッシック

アリエッタ交響楽団 和光市民文化センターサンアゼリア

まずはピアノ協奏曲のソリスト、佐野優子さん。グリーグの派手な曲をダイナミックにかつ繊細に演奏されていて好印象。そして、オケの皆さんもソレに劣らない雄大な音を奏でていた。特に最前列のコンマスさんと第二ヴァイオリン主席さんの演奏は、素人目に弦が切れそう…な位に迫力を感じた。そんな演奏者を束ねていた指揮者さんだが、左手で指揮棒を振られていた…。左利きの指揮者さんて初めてみるかも…、などと、妙に冗長性の濃いシューベルトの交響曲「グレイト」を聴きながら変な発想に取りつかれる筆者(苦笑)。芸術家タイプの指揮者さんてどんなだ? 一方で、大半の指揮者さんは論理的思考なのか?(まあさきの独断) よくよく考えると、左利きのギタリストは存在する(した)のに、左利きのヴァイオリニストはおろか、弦楽演奏者(ついでにフルート奏者)は見たことないなぁ…。などと、、さらに深みにハマるアホ一名(弦に関しては逆の順番で張れば左利き仕様はできそうだが…)。いろいろ考えさせられる楽しい公演だった。

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生音ではないが…

しばらく勉強不足をさらしたままの「室内楽」を耳に詰め込もうと(?)、クラシック専門のネットラジオを探していたところ、スイス発の番組を見つけ出した。

https://www.radioswissclassic.ch/en

曲の偏りも感じられず、CM無しで曲が聴けるところは良いが、一点だけ違和感があって、曲と曲の間にある曲紹介がドイツ語らしくて、聴きなれない発音に戸惑い、さらに稀に片言で日本人演奏者の名を発せられたりすると、曲がどこかへ吹き飛んでしまう。
ここで気に入った旋律は曲名をメモするように心がけている。知らない作曲家が多いのは内緒だ。

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オルフ室内合奏団 パルテノン多摩

本年最初の「生音」を聴きに多摩へ出かける。
ここ数年の課題、室内楽3曲が全て初耳なのは紛れもない事実(トホホ)。そんな中、メインのシューベルト、弦楽五重奏曲(弦楽合奏版)が面白かった。本来、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ2の奏者で演奏されるらしいのだが、小編成の管弦楽団の演奏には、コントラバスがお二方含まれている。このへんどうするのか見ていたら…、休憩の前までの2曲では、二人で見ていた譜面台が、この曲で個人ごとに割り当てられている。で、大半のパート割では、コントラバスに、チェロの次席の方が加わって3人と、その他のチェロ3人でそれぞれの旋律を奏でていた。ただメロディによっては、チェロの中で2:2になったりしていたので、そんなトコも考えられているのかと感心してしまった。他のパートの方々も含めて、演奏は素晴らしいの一言。マイクスピーチのたどたどしい指揮者様は、高い理想を掲げた演奏を、きっちり引き出していた印象だった。

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武蔵野市民交響楽団 武蔵野市民文化会館

拍手で迎えられた女性指揮者さん。最初に驚いたのは、その「お辞儀」。にこやかに周囲を見渡していたのが、アタマを下げる瞬間、凛と直立した(ような)姿勢と表情を一瞬された後、お辞儀されるのが、なんとも厳格さを物語っている(と思う)。そして、演奏が始まると全身を使った指揮法でオケから楽曲を引き出していくのだが、その音がやはりスゴイ。強弱、大小、押引きその他、寒い中聴きに来て良かったと感じる旋律。メイン、英雄交響曲の2楽章、これ以上遅くしたら破綻するかも…なギリギリなテンポ。それに対応したオケの皆さんも素晴らしいが、まるでアマオケの「限界」を要求してるのでは…、と思わせる指揮者さんも凄かった。

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ミハラシンフォニカ 関内ホール

同じオーケストラの公演を2回以上書くのは差し控えているのだが、今日演奏されたシューマン交響曲第4番が素晴らしすぎて、つい書かずにはいられない衝動。あまりに完璧すぎて、ただただ、アマオケ聴く趣味持ってて良かった…。

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艶奏会 文京シビックホール(小)

四重奏曲4曲とピアノ五重奏曲(鱒)を聴きに出かけた。「演」ではなくて「艶」なところに、「どんな妖艶な女性奏者様が…」的な変なオッサン期待はひとまず。今回も四重奏曲4曲中、旋律に聞き覚えがあったのが1曲だけという、勉強不足を露呈させつつ、どの演奏も良い響きで、そこそこ涼しいホール内はまさに夏の快適空間。知っていた2曲も、毎度の表現になってしまうが、CDと遜色ない旋律に十分満足させてもらった休みの午後だった。

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八王子シティオーケストラ 八王子市芸術文化会館いちょうホール

暑い夏にはラテンの曲調…だろうと、カルメンを拝聴するため八王子までやって来た(作曲したのはフランス人なんで微妙?)。なんか、弦の旋律が凄く整っていて、迫力というより、きれいな調べを堪能する。何度も楽器の持ち替えがあった打楽器さんとフルートさんはお疲れさま。あと、トランペットのソロを吹いていた方はお上手だった(素人感想なんで…)。

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俺を信じろ!!

なんか「精神論」まで持ち出してきたわな…。
都下西部で多く見かける看板について。こちらの歯科医さんが絡んでいるのかは不明だが、某テレビで「インプラント」の推奨CMに流れている曲が「ショパン : スケルツォ第2番 Op.31 変ロ短調」だと最近判明した。この楽曲の主旋律と宣伝文句の字数の一致が、筆者の頭の中から離れず困惑している。

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国際基督教大学CMS管弦楽団 杉並公会堂

宗教も海外も縁のない人生を生きてきた筆者にとって、こちらの大学に関しては、割とご近所にあって、前のバス通りを月に1-2度通ることぐらいな、遠い存在であった…。で、演奏が始まると、校風を表しているのか? 自由闊達な演奏で、なによりサークル活動の楽しさが、演奏からあふれ出てくるような旋律の数々。若いって良いな(遠い目)。

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くにたち市民オーケストラ 府中の森芸術劇場

前半の「イタリア」「スペイン」両奇想曲が抜群だった。
過去に1-2度はお聴きしているかもしれないが、筆者の乏しい記憶力では特に印象に無く、それほど期待しないで伺ったのだが、予想は完全に覆される…。とにかく鳴り出した瞬間から、「生音」を1か月くらいご無沙汰しているうちに、まあさきの耳が突然良くなったんじゃないか? と錯覚するくらい音の明瞭感が高い。とにかく揃っていて、視覚的に例えるのなら、晴天時に空港近くを低く飛んでいる航空機のように、人工物として音の一つ一つがくっきり浮かび上がっている。これがたいていのアマオケさんだと、雲くらいコントラストはあるのだが、輪郭はあやふやなコトが多々あるのが常。さらに、金管楽器の皆さんの「弱い音」の出し方がアマオケを超越していて、ただただ、至福の時を過ごさせてもらった。こういう音楽を月一くらい聴いておくと、精神的にプラスはあっても、マイナスの要素はどこにも存在しないと思う。

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