なんか漏れてんゾ、オイ!!
交換して2年しか経ってないのに、あ゛っー、やっぱNISE製品はコレだから…、と思いつつ、純正品は高くて買う気になれない。またしてもネットで最安品をゲット(送料込み¥3000弱)。
なんか、マスターシリンダーで検索かけてる人が多いんで、交換方法とエア抜きをココでやっとこうかと思うんだけど、「命」に関わる所なんで、自信無けりゃバイク屋さんへ行って下さい。ココ見てなんか有っても訴訟はお受けできません。
必要物品&工具
1.新品のマスターシリンダ
2.新品のクラッシュワッシャー(パッキン)2枚
3.ブレーキフルード
4.フレアナットレンチ
5.透明な内径5mm位のホース
6.廃フルード受け容器
4.のフレアナットレンチに関しては「なぜ」スパナじゃダメなのか説明できないけど、この後出てくる写真みたいに、セットしたまま手が離せる(固定できる)からじゃないのかなぁ…? そこいらのホームセンターでは「マズ」見かけないけど、通販で¥500以下で入手できて、クルマのエア抜きも出来るから、1本持ってても良いのでは。
作業工程
1.ハンドル下からプラスドライバーで、左右ウインカーの取り外し。ウインカーのケーブルコネクタをはずす。
2.ウインカーの穴に有るメーターカウル固定ねじとメーター下のねじ左右2ヶずつはずす。
3.ヘッドランプのケーブルコネクタをはずす(これで前カウルは外れるはず)。
4.スピードメーターケーブルを外す(固着してたらペンチとか必要)。
5.メーター下のねじをはずす(これで後ろカウルは外れるはず)。
6.ブレーキレバーをはずす。その時スプリングを紛失しないように。
7.ブレーキランプスイッチをはずす(確か、下の穴からドライバーとかを挿したはず(失念))。
8.バンジョボルトを緩める。この時フルードが漏れるので対策を。
9.マスターシリンダーを新品に交換。購入したものは多少小ぶりのような…。あと、カバーの記述に「ヤマハ純正フルードを…」の一文が日本語で追加されてる。
10.クラッシュワッシャーをはさんでバンジョボルトを締め付ける(結構力を要する)。
11.ブレーキレバーとスイッチを取り付ける。
12.ブレーキキャリパにフレアナットレンチとホース、廃液受けをセットする。
13.マスターシリンダーにフルードを適量(半分より多め程度)、泡立てないように少しずつゆっくり注ぐ。
14.ブレーキレバーを少し(1cmとか)握ってみる。この時マスターシリンダーによっては逆流で周りにフルードが飛び出るモノがあるので、その場合はカバーを置く。もし逆流が無く空気の泡が出るようならば、シリンダー部やブレーキホース内の空気なので、何回か空気の泡がなくなるまで握るのを繰り返す(ブレーキホースをドライバーの柄で軽くたたくのも効果的)。
15.ココからがエア抜き本番。作業は以下を厳守(というか繰り返し)
(ブレーキ)レバーを握る
レンチでナットを緩める(エア混入フルードが出てくる)
レンチでナットを締める
握っていたレバーを離す
(5回に一度程度、タンクのフルード残量をチェックし、1/4になったら追加する)
この4工程の繰り返しで順番を間違えると「振り出しに戻る」を食らうんで注意。
16.何回か繰り返すと、レバーを握る手に「抵抗」を感じて、途中で動かなくなるので、その時点でナットを緩め、レバーを握りきってからナットを締めるように変化させる。
17.廃液ホースを見て、新品フルードの色に変化し、空気胞が無くなればエア抜き終了。一応マスターシリンダのバンジョボルト部付近にフルード漏れが無いか確認する。
18.取り外したカバー類を取り付けて作業完了。