一乗谷城


甘かった。たいした下調べも無く、朝倉家遺構へバイクで向かったのだが、まず登山口が解らない。だいたい周辺の、どの山頂に本丸が有るのかさえ不明。最初、地図に載ってた、遺構から南方の「城山」がクサイと思っていたら、全然別物。やっと案内図を見て登り始めると、なんと、山崩れで数年前に廃道…。時間のロスばかりで、今回はパスしようか迷い出すが、頑固なんで、別ルートを発見(谷入り口直後、左手の八幡神社脇)。トボトボと1.5キロと記された登山道を歩き始めるが…、ホント登山。トレッキングシューズを履いてたから良かったけど、スニーカーだと微妙なレベル。先日の台風で道の一部は沢と化している。ペットボトルの水すら持っていない、完全「手ぶら」状態で、大汗をかきながら、約一時間掛けて山頂部へ到着。うーん、確かに一の丸から三の丸までと直下に千畳敷と伝わる平面があって、山城としての体は解るけど、この山全体を見たらチョット疑問な感じ。あまりに山裾の朝倉家居住地跡と隔離しすぎてて、当時、日常の中に城としての概念が有ったのかなぁ。むしろこの山頂は、物見櫓か、最終決戦時の立て篭もり先と考えて、一乗谷全体が城だったと考えるべきなのでは…。谷の入り口には今でも土塁=下城戸が残っているし。

Posted by maasaki

コメントを残す