駒の湯温泉


いろいろ常識を覆される温泉である。まずは『湯』、32度の湯船に足を入れた瞬間、プールの水より冷たく感じた。多分、知らずにやって来て、この湯船だけだったら、お客は怒り出すだろう。二畳ほどのほぼ正方形の浴槽中央から、掛け流しの湯(?)が、噴水のように湧き出ていて、湯船を大量にあふれ出た湯が排水溝に吸い込まれている。一応、その横に木製の風呂蓋が置かれた、一畳弱の沸かし湯が併設してあるので、その2槽に交互につかるのが御作法らしい。しかし、如何せん沸かし湯が狭すぎる。これでは二人位しか同時に利用できない。自分の時は、たまたま一人だったので、不満は無かったが、実際は後からきた人が、フロが空くのを待っていた。それと、一機しかないシャワー(洗い場?)もこの利用制限を強いている(突然湯が出なくなったりするし…謎)。この温泉、ランプの宿として有名な所で、宿泊客と日帰り客を厳密に差別化している(宿泊者向けのフロは別に有り、種類とかも充実しているらしい)。余った温泉を安く日帰り客に提供してくれているのだから、文句を言う筋合いのものではないが。

Posted by maasaki

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