六輪生活-2011-

襟裳岬


帯広方面から黄金道路を動画撮影し、襟裳岬を目指すルートだったのに…、海からの霧で無残。しかも、岬周辺は強風のおまけ付き。昼飯だけでも食おうと、食堂の値段を見ると、こちらも観光価格バリバリで、食欲減退。全く散々な結末。

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新日本海フェリー


正直、あんまり教えたくない情報だけど…。

北海道にクルマやバイクで渡る場合、大半の関東の人は、青森まで高速で行って、そこからフェリーで函館までのルートを考えると思う。少し事情通は、茨城の大洗から苫小牧行きのフェリーが有ることを知っていて、それなりの金額を出せば、丸一昼夜で北海道に上陸できる。が、まあさきの場合は秋田を目指す。

まずは金額(2等/5m未満乗用車 平成23年7月現在)。
青森-函館 ¥18,000(インターネット割引10%適用価格)

秋田-苫小牧(東港) ¥17,000から¥23,500(季節変動)

この辺で、青森-函館を運行する津軽海峡フェリー(旧東日本フェリー)の価格設定のおかしな所が見えてくる。なぜ、輸送距離約100km、所要時間約4hの料金と輸送距離約300km、所要時間約11hの料金がほぼ同じになるのかなぁ? 知っている限り、特に豪華な客室とか過度なサービスは無かったと思うけど。これだけでも理由として十分だけど、函館から苫小牧までの移動距離も考えないといけない。噴火湾に沿って走るとそれなりに時間がかかって、約200k/3時間は要し、ガソリンも消費する。

さて、関東から秋田までの移動が長そうと思った人はもっとお手軽、新潟-苫小牧ってのも有る。単に上で紹介してるフェリーは寄港便と言って、新潟を前日夜出港したフェリーが早朝、秋田に寄港してから北海道を目指しているだけなので、始発の新潟から乗るのなら、関越道を使って3時間でフェリー乗り場に着けると思う。
新潟-苫小牧(東港) ¥20,000から¥27,900(季節変動)
ついでに、利用を考えた人に突っ込んだ情報を。

1. 2等雑魚寝部屋が居心地悪い人は、4F外側通路沿いのフリースペースか4F前方のサロンを薦める。どちらも冷房がキツめの時があるので、上着があると尚可。


2. 午前、午後に映画の上映会がある(無料)。天邪鬼さんはこの隙に空いているフロへ入るも良し(温泉では無いが、湯船のお湯が船の揺れで溢れたりするのも一興)。
ここまで書いておきながら、一点だけ付け加える。

もし、北海道行きが初めてで、時間に余裕があるのなら、一回目だけは青森から函館へ上陸してほしい。そうしないと、北海道までの距離感がボヤけてしまう。北海道開拓の歴史とか、生活する人たちの苦労は、この距離が解ってないと単なる観光地としてしか理解できなくなる。それと、夜景を含めた函館の街を無視してしまうのは、あまりに惜しい。

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栃尾城

涼しいうちにと、AM6:00から岩の鼻口を登り始める。遊歩道はよく整備されているが、階段がずっと続く。特に遺構が案内されることなく、表町からの遊歩道と合流し、一の丸と二の丸の分岐鞍部まで上る。一の丸の方から話し声がして、なぜか人数(ひとかず)が多く感じる。休日の早朝は地元の人たちの健康登山が多いのかも…、とか勝手に想像して、無人の二の丸で休憩&朝霧に包まれた、周辺の山を眺めていると、さっきの一の丸の方から聞きなれた音楽が流れ出す。何のことは無い、わざわざ城跡に登ってラジオ体操をする人たち。それも第二までしっかり…。そっと、一の丸から降りてくる人を数えたら、この日の総勢は17人だった。さて、無人の一の丸を見学。さすがに大人数が体操できる位、広く整地されている。そして、東側(会津側)の眺めの良いこと。多分、川もあるし、会津側の守りを考慮しての築城だろう。

さて、これだけだと物足りないので、鞍部を登ってきた反対側へ向かう。ラジオ体操の人たちの大半がこちら側へ降りたので、麓とまでの道があるのかと思ったら、再度道が分岐していて、一方には林道が通じているらしい(クルマかな?)。南の尾根伝いに進むと切り通しが大小二つ確認できたが、その先の道が怪しいので引き返し。栃尾表町側への遊歩道を進んでみる。結果的にはこちらの方が、色々遺構が案内されているので、登りの際は、こちらがいいかも。岩の鼻口を無視して、右手の歴史を感じさせる商店街を300か400メートル進んだ左側に上り口が存在する。神社の鳥居みたいなのが目印。

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通行止め

新潟の山間部を走っているのだが、震災直後の直下地震(余震?)によって、各所で道路が寸断されたままになっている。ただ、最近になって判ってきたのだが、自動車が通れない様な崖崩れや段差が生じての通行止めの場合、バイクだと通ることが出来たりする場合が多い。適当な迂回路が無い場合は、とりあえず、走れる所まで行ってみるのが、最近の傾向なのだが…、コリャダメだ。


高さ1mのゆるい傾斜のジャンプ台を設え、そこを時速120kmで通過できれば(いずれも妄想なので…)飛び越えられるかも知れんが。何がダメだって、通行止めの看板だけで、1.具体的な障害内容と 2.的確な迂回路案内が存在しないことが…、って言っても、損壊箇所が多過ぎでそれどころじゃないんだろうな。でも、一応国道なんだから、国土交通省道路局ホームページに障害箇所位は掲載してくれないと、逆に利用者は混乱すると思うよ。ちなみに写真の現場は国道405号、松之山-津南間。

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駒の湯温泉


いろいろ常識を覆される温泉である。まずは『湯』、32度の湯船に足を入れた瞬間、プールの水より冷たく感じた。多分、知らずにやって来て、この湯船だけだったら、お客は怒り出すだろう。二畳ほどのほぼ正方形の浴槽中央から、掛け流しの湯(?)が、噴水のように湧き出ていて、湯船を大量にあふれ出た湯が排水溝に吸い込まれている。一応、その横に木製の風呂蓋が置かれた、一畳弱の沸かし湯が併設してあるので、その2槽に交互につかるのが御作法らしい。しかし、如何せん沸かし湯が狭すぎる。これでは二人位しか同時に利用できない。自分の時は、たまたま一人だったので、不満は無かったが、実際は後からきた人が、フロが空くのを待っていた。それと、一機しかないシャワー(洗い場?)もこの利用制限を強いている(突然湯が出なくなったりするし…謎)。この温泉、ランプの宿として有名な所で、宿泊客と日帰り客を厳密に差別化している(宿泊者向けのフロは別に有り、種類とかも充実しているらしい)。余った温泉を安く日帰り客に提供してくれているのだから、文句を言う筋合いのものではないが。

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坂戸城

まずは坂戸山が高い。梅雨の時期なので、早朝、ざっと降った雨は9時をまわっても時々パラパラ、しばらくすると薄日…。不安定な天気の中、暑くなる前に登ってしまいたい。500ミリリットルのお茶ペットボトルだけを持って、仮設駐車場から歩き始める。コースは谷沿いと尾根沿いの2コースあるが、元気なうちに高さを稼ぎたいので、尾根コースを選択する。登山道は土嚢みたいなのが敷き詰められ、道脇には3合目…とかの案内も立っていて、よく整備されている。ただ、予想に反して、五合目を過ぎても、尾根上の楽な登りにはならず、段差の大きい階段が永遠続いて、汗で湿ったジーンズの足が上げ辛い。虫対策の長袖シャツも大部分の色が変わってる…。こんな大汗は一ヶ月前の一乗谷城以来のことだ。その後の暴飲暴食が祟って、悲惨な状況になっている(「山が有るから」ってベタなタイトルで新ページを立ち上げるか…って、不吉な考えさえ浮かんでくるし)。前方に鉄製の階段が現れ、元は鎖場、観ようによっては石塁とも見えなくも無い所を通過すると、実城跡にたどり着いた。登りに要した時間はほぼ一時間半。多少吹いている風で服を乾かしつつ、残り少ないお茶を飲みきって、しばし休憩。周囲の眺望は素晴らしい。魚沼米の水田が輝いている。ただ、ここも城と言うよりは砦だろう。下りで谷沿いルートを見てからじゃないと断定できないけど、馬である程度上がってこれないと、兵糧も十分運び込めない。イコール、少人数か短期決戦しか出来ないと判断するんだけど。日差しを遮るものの少ない実城跡を後にして、谷沿いコースへ向かう(大城とか支城?櫓?跡も有るんだけど割愛)。つづら折の道を下る。こっちの道は杉が有るので直射は免れられる。桃の木平まで来て、土塁の跡みたいなモノを確認し、何となく山城の雰囲気が感じられた。

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オイル交換


右が5年位バイクに入れている、SUMIXの部分合成オイル。当初はジョイフルで¥598だったのが、原油価格の上昇で?、今は¥798にまで値上がりしてしまった。それでも、性能的には申し分ないと思っているので、毎度1.5リッターの交換を続けている。対して左側は、今回タウンエースに使う為、初めて購入した4輪オイル。価格がセールか何かで、通常価格¥1980のところ¥1000と、超破格値である。それでも、2輪で使い続けていて、ブランド的に信用できるし、タウンエースはエンジンを回さないので、何でもイイのが正直なところ。さて、オイルを換えたら、六輪生活も再開と言うか、これまでがリハーサルで、次が本番でもある。ココ2回程、暑さの為か、殺伐とした文章を書いてしまったので(笑)、天気は少し気になるけど、涼を求めて出発することにする。行き先はいずれココで…。

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バイク車載カメラ

一応断っておくと、六輪生活は史跡めぐりの旅ではないので、バイクがらみでこんなのやってました…。本家のH.P.の方に新ページを作ったので、暇を持て余している人は、ぜひお立ち寄りを。

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観音寺城


近くまで来ても、安土城一色である。少ない観音正寺への道路標示に従って進むと、繖山(きぬがさやま)のデカイこと。麓からは登ってる時間と体力が無いので、ネットでの事前調査の通り、林道の入り口を目指すと、協力金の徴収所兼ゲートが見つかる。看板に二輪車の料金は書いてないが、尋ねると300円との事(クルマは500円)。時は金なり…。数キロの短い山道(舗装路)を走ると10台くらいの駐車スペースとキツイ石段。汗が滲んでくる位(約10分)格闘すると観音正寺にたどり着くが、なぜかトラックと車が数台…。どうゆうことだ! 別ルートが有るじゃないか(ダート道だけど)。まあ良い。さて、今回の目的とはズレるので、さっと手を合わせただけで、左手の城址へ向かってしまったのだが、観音正寺には超然とした佇まいを感じた。ぜひ(安土城址へでも行くなら)立ち寄って頂きたい。一方、竹やぶ&雑木林の中を進むと、苔むした石段が現れ、少し登るとあっさり本丸跡と記された場所に着いてしまう。が、周囲は石積みの他に高さの有るピークが存在する。ここまでが物足りなかったので、斜面を強引に登ってみると、明らかに平坦化された所に、まだ若い杉が生えている。どうも、本格的には調査がされてないんじゃないかなぁ。道路案内も含めて、これだけの規模の山城なのに、まったく日が当たらないのは、信長と六角氏のネームの差なんだろうな。こうやって埋もれたままの山城が有ってもイイと思う。でも、何で信長は繖山(観音寺城)を棄てて、低い安土山に城を建て直したのだろう?

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明日香探索


戦国時代の山城見学も良いが、古代史にも結構興味が有ったりする。そんなわけで、飛鳥時代の遺構を尋ねて、半日ほど散歩を楽しんだ。展示館を2箇所と石舞台古墳が中心だが、その間のぶらぶら歩きも興味は尽きない。さて、今回驚かされた発見の一つは、キトラ古墳、石室天井の天文図である。そこには間違いなくコンパスで描かれた円(中心に針穴の跡も存在する)で、黄道が描かれている。つまり、まあさきの知識が間違ってなければ、この天文図を作成した人々は、地球が丸く、地軸が赤道に対して23.4度前後ズレていることを知っていたのである(天動説を唱えたコペルニクスは15世紀の人? キトラ古墳は8世紀前後の建造って変じゃないかい??)。なんか石舞台古墳に載っかってた77トンの巨石とともに、妙な空想は尽きない。ちょうど旅先に「神々の指紋」を久々に読み返そうと持って来てたりするんで余計そうなのかも。単純に考えて、77トンの石を3キロの距離を運んで来れると思う? コロで転がすにしても、木じゃ重さに耐えないっしょ? 石柱を作った? 下はアスファルトもコンクリも無くて泥だよ。しかも一人当たり20キロ引っ張ったとしても、3850人必要だし、化学繊維のロープも無いじゃん。そうなると、どこぞの遺跡に伝わる言い伝えの様に、トランペットだとか笛の音の方が全然しっくりくると思うのはまあさきだけか? やっぱり、現存する人類には忘却してしまった能力や知識が、かつて存在したと信じて止まない。

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