月: 2016年4月

部分的に眺めると、ローカル線として特に突出してるトコは見当たらない。キハ48の古いだけで２両連なった列車の収容人数は少なくないし、沿線もリンゴ畑と鄙びた海辺。確かに白神山地は魅力有るスポットと言えるけど、普通は自家用車でアクセスするだろ…。が、なぜか？　引き付けられるナニか有るのは確かだ。そいつを確かめる為の乗車。

東側からの岩木山。この山をぐるっと半周以上回る路線形態。手前はずっとリンゴ園。朝方は日も差していたが…。

写真では判りづらいが、途中駅の待合室で三味線の練習している人が…(なぜかは不明)。津軽三味線の撥捌きではなく、左手の弦使いを眺めると…、ギターで言うところのハンマリングオフとかスライド奏法を使っていた。

この駅名表示の三駅が、なんか「文化」を感じさせる…。　北前船航路の影響かなぁ？

深浦の接続待ち(約1)時間に訪れた、歴史資料館＆美術館(両館共通入館料¥300)。歴史の方はイマイチ見るトコ無かったけど、美術館のほうは、普段訪れないので、現代(前衛？)的なのから古臭いのまで、けっこう時間をかけて見る事ができた。

北海道新幹線はもとより、青函トンネルすらお初だったりする。しっかし、標準軌化してたら、JR北海道は目も当てられない状況だったに違いない…。記念乗車した「はやぶさ」は5%程度の乗車率でトンネル内を走行している。貨物輸送のために狭軌を残したコトは英断だったと思ってるだろう。第一、高いよ。新函館北斗から新青森までの立席特急券が¥3930.-って、記念乗車と時短の必用が無かったら絶対使わん。札幌まで開通しても、状況に大差は無さゲだ。ところで、筆者が乗ったはやぶさは、その後3時間強で東京に着くらしい。一方まあさきは、3日かけてローカル線を右往左往しながら帰る予定。まぁ旅の贅沢は、ヒトそれぞれという事で。

小樽方面から函館本線を多数の外国人の皆さんと共に運ばれてきて、函館方面への接続待ちに約2時間…、ハタと時間を持て余すのは出発前から判っていたコト。事前の調査により「温泉」へ行く。東口しかない駅を出て北の方角、長い跨線橋を渡って駅の北西方面に「長万部温泉ホテル」は在る。料金¥440。銭湯の様な佇まいだが、一応リンスインシャンプーとボディーソープが備え付けで一安心。ただ、ドライヤーは1分(多少オマケ有り)で¥10也。温泉は典型的「海」温泉で温度が高め。すぐに温まる。これで今晩のユニットバスが割愛可能だ。

一昨日に続いて、旭川での宿泊。翌朝6:29の列車に乗る必要性から、朝食云々を考えることなく、「最安」を追求してみることに…。ネットで見つけたのが一泊¥2,130.-の某ホテル。夜、地図を参考にたどり着くと「カプセルホテル」の看板が掛かっていて、一瞬「間違った？」と慌てたが、カプセルもやっているが正解だった。さて、格安理由、1.現金支払い 2.窓のない部屋の1.を済ませて部屋へ向かうと、窓だけの問題じゃなくて、形も変だ(苦笑)。四角い部屋にデカいユニットバスを後から入れたみたいな部屋で、上から見ると”「”の字型になってる。ナニが一番イタいかって、駅前のイオンでゲットしてきた「見切り」惣菜を食べるテーブルの類がないのだ。仕方がないので、ベットに腰掛けてサイドテーブル(？)に物を並べて食する始末…。まぁ、安ければ…良いのだが。これで翌朝の軽朝食(おにぎり/パン)も一応付いているとの事。

部屋に入るとベットの一部しか見えない

何処でメシを食べたらよいのか？

ユニットバスは無用に大きい(笑)

駅から徒歩6-7分

石北線の普通列車。何やら運転席に二名？　運転手初心者マーク氏の実地訓練に同乗したらしい。まじめな性格なのか、横の教官の方を向いて話をする…。けっこう前方から目が離れる時間が長めで、ヒヤヒヤしてしまう。４月はそんな季節なのだ。

朝7:41、旭川発帯広行きの列車は２両編成のキハ150。後ろの1両が富良野止まりなのに気づく間、すでに前の車両の大部分の席が押さえられてしまった…(とほほ)。何とか４人がけボックスシートの一つに座る。一度、富良野の手前で高齢のお姉さんが前に座った以外は、終点の帯広まで占有状態だった。春休み期間とはいえ学生の旅行者はいないか…。一度、鹿に直前横断されたとかで、急ブレーキが有ったけど、列車の運行に遅れはなし。帯広駅のセブンイレブンでコーヒーと日刊スポーツを買って、後続列車の出発時間まで70分ほど時間つぶし。ちょうど昼時なので、メシ食べるところだろうケド、ホテルの朝食をたらふく詰め込んで来たので、一日二食を実践中。時間になって1番線ホームで釧路行きを待ち、入線と共に上席確保。一両編成のキハ40は結構混んできて、新得からの接続列車が着くとさらに悪化。筆者のボックスにも中年男がバックを置いてどこかへ…。この男がホントにムカつく。キャノンのデジカメ持ってウロチョロ…。結局終点の釧路までイラつく存在だった。撮り鉄は嫌いだ。

日ごろの行いなのか、ずっと雲の上だ。唯一地上が見えたのは福島上空、会津盆地。すでに４月、山にしか残雪は見えない。ちなみに、バニラエアA320の搭乗率は、90%位。今回も定刻運行で、LCCらしくない？　せっかく余裕を見てスケジュール組んでる人間には、多少の肩透かし…。

某駅、始発電車を待つ図。これで1週間分の荷物だが、かさ張っているのは、寝巻き用のスエット。ホテルの空調が苦手なので、備え付けの浴衣では心もとない…。あと、重さの原因はノートパソコン、地図２冊、時刻表、小説一冊といったあたりで5k位。みんな「絶対」ではないけど、そこそこ必要としている。一方、着替えとかは「必要最低限」。多少臭っても旅の恥はカキ捨て状態？