JR山田線は、存続しているのが不思議なほど利用客の少ない路線(らしい)。
旅先で資料がないのでうる覚えだが、宮脇大先生の文章に建設当時の国会でのやり取り、
<野党議員>
「人の居ない所に鉄道を通して、サルでも乗せるつもりですか?」
<国鉄総裁>
「国鉄法により動物は乗せない事になっております」
なんてのが、数回有ったように記憶してる。
そん位、辺鄙なところを通したのだが、この浅岸駅は最たる物だ。周囲には「駅名表示」の写真にチラッと写っている廃校の建物位しか無く(笑)、確認できた民家は1キロ以上離れたところに「2軒」。あとは数軒の廃墟のみ…。一日五本の列車を迎える待合所には虫の音だけが響いている。