宗谷本線

青春18切符の旅(?)、その3回目である。今回は最北の終着駅、稚内を目指すことにする。乗車駅はクルマを停めて置くために、道の駅から近いという理由だけで決めた某駅だ(写真見りゃ判ることだが、文字にすると変な検索で引っかかったりするんで…)。実際、駅について思ったのは、駅前に普通に駐車できたということ(まあイイ)。さて、やって来た単行気動車に乗り込むと、けっこう混んでいて、ロングシートにしか座れない。反対のロングシートを3席独占して、靴脱いで、足を伸ばして横向きに座っている馬鹿がいる。残念ながらコイツは帰りの列車も同じになって、しかも、折り返し時間に、駅周辺で買って来たカニを第3のビール数本と共に貪り食って、車内を醤油臭くさせた、とんでもないアホなのだが、こんな奴と同類と思われると癪なので、今回は[テッちゃん]と言う言葉を今後一切使わない。本題からも割愛。

さて、乗車した気動車は直後の名寄に停車。客の半数が下車したスキに二人がけのシートに移る。のんびりとした線路脇には、ありふれた北海道の畑作風景。音威子府で列車行き違いの為30分ほど停車。その間に駅改札へ行き、乗車時の整理券を出して18切符に乗車スタンプを押してもらう。その後は、天塩川を眺め、牧草地を眺め、丘陵を眺め、一瞬、海が見えた時、残念ながら利尻島は霧で見えず、昼前に稚内に着いた。特に大きな町ではないが、長いこと緑の中を走ってくると、コンクリートの建物が立ち並んでいるだけで都市に見えてしまうから不思議だ。折り返しの待ち時間、2時間を利用して昼飯を食べる。5、6百円で焼き魚定食を食べられる食堂を、20分くらい探し回るが見つからず、駅前でホッケ定食(¥1000)を食べることに。今回はご飯もお替りして、存分に堪能できたので満足。

帰路、降車駅に近づく頃、停車した無人駅の花壇に、コスモスが咲いているのが見えた。そんな季節である。一日、前日の発電機の不具合に関して考えていて、取り敢えず、思いついたのが一点。それを試してみて、駄目なら旅の終わり方を慎重に考える時期と言うコトで…。列車を降りると、ちょうど西の山並みに夕日が沈む時だった。

 

Posted by maasaki

コメントを残す