このところの暑さに閉口して、多少の涼しさを求め、山梨の林道をトコトコ走っていたら…。
現場は山梨北部の「クリスタルライン」という(チョッとなネーミング(笑)な)林道。広葉樹の林をのんびり走り、見通しの悪い左カーブを抜けると、道路上でなんか動いた!! それは「一瞬」こちらを振り向いて、林道右の沢に消えていった。明らかにタヌキより大きな胴体で黒。間違いなく子供の熊だ…。本州なんで「ツキノワグマ」なんだろうけど、小熊の近くには親熊が…、な、連想が働き身構える。単気筒エンジンのアイドリングだけが周囲に響く。うーん、困った、引き返したほうが良いのか？(一本道で、迂回するのは難儀だなぁ…) ツキノワグマだったら、どんなにデカくても人間と同じ位だろう。ただ、又の下のバイク以外に凶器は無いなぁ(笑)。と、多少の思考停止に陥り、しばし時間が経った後、「まぁ現場写真でも」と携帯を取り出し(毎度の圏外だ…)、写真を撮る。その後、すこしアクセルを開けてエンジン音を高めにして、現場を通り抜けた。今回は北海道とかと違って、まったくの「ノーマーク」だったんで慌てたが、家に帰って検索すると、山梨でも目撃情報が相次いでいる…。餌が足りないのか？ 人間が近づきすぎなのか？
遭遇
