PHILHARMONIC SOCIETY TOKYO 葛飾シンフォニーホール

記念すべき一回目の公演だそうだ。管弦楽で名のある大学出身の若者で構成されている彼らの演奏は、良くまとまっていて、力技、小技とも聴きごたえが有った。そんなオーケストラ、初の公演でメインにピアノ協奏曲を取り上げるところが、ちょっと変わっている。終焉の拍手を全部ソリストに持って行かれちゃうぞ! なんて言う危惧は必要無かったけど…。 ソリストはイリーナ・メジューエワさんだ。初めて聴かせてもらった演奏は、きれいに転がり続ける(?)流麗な旋律。速弾きなんかは素晴らしいの一言。なんだけど、筆者のリトマス試験紙は3年前に聴いた「デジュー・ラーンキ氏&群響」の演奏なので、「強音」がキツイと言うか無理した音に感じてしまう。やはり「おっさんパワー」みたいな老獪なテクニックも必要とされるのではないかなぁ? それでも、お安い公演にもかかわらず、良い音楽を聴かせてもらった。ただ、一つ苦言が…。筆者はチケットぴあで前売り券を購入したのだが、「ぴあ」の割り当て分は外側7列と2階席後半だけだったらしい…(良いトコはホール売りと御招待?)。同じ金額払ってるので、何となくスッキリしないのだ。「オケ専」とか活用して一般客を確保した上で、ソコソコ席を埋めといた方が長く活動できると思うけど。

Posted by maasaki

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