ゆめ地創館


北海道北部の牧草地に突如として現れる、いかつく不釣合いな建物。見学無料と書いてあるし、温泉に浸かった後の「ホテリ」を冷ますつもりで訪問。が、ホントは当日休館日だったにもかかわらず、特殊(?)な団体さんが訪問した直後だったので、かなり強引に突入成功。なんか、一人が成功すると、後から2~3組、同じ様に止まったエスカレーター無視して、階段を登ってくる人達が…。
さて、予備知識も無いまま入ってはみたが、どうも地下に関する研究かなんかをしているらしい。地層とかのパネルが並んでいて、その後は「バーチャル・エレベーター」に乗っかって、地下深くもぐるのが趣旨らしいのだが、実際はワンフロア降りるだけ(笑)。で、大体判ってきた。なんで500mの穴掘りをしているかというと…、行っている組織が、

独立行政法人 日本原子力研究開発機構

で、次の写真のような「エスキモーの家」みたいなのに使用済み核燃料を封じ込めて、地下深くに埋めて処分する研究をしているそうな。うーん、超逆風な最中(さなか)ご苦労なことでは有るが、万一、原発廃止しても、これまで発電に用いて処分できないでいる使用済み核燃料は、いずれにせよ、残留放射能が一定以下に下がるまでの気の遠くなる時間、どっかに置いとかなきゃいけないからね。結局、原発はコスト高なんだよ。

さて、最後に得意のツッコミを入れとこう。この建物、なぜか地上50mの展望台が有って、其処から掘削現場が見られるんだけど、そこに設置されてたヒーターの数が計22台(笑)。そりゃ、真冬は零下何十度だろうケド、そこまでして、展望台が必要かなぁ? 当然、22台は電気ヒーターであった…。

Posted by maasaki

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