神田周輔&チセ・カルテット 豊洲シビックセンターホール

真夏のお盆前後、クラシック関連の公演はめっきり減ってしまうのだが、豊洲で小編成の弦楽を聴く。個人的注目はゲストとして第一ヴァイオリンを演奏されていた藤村政芳さんだ。たまにEテレのラララ・クラシックで御見かけするが、他にもトレーナーを務められている学生オケにて、第二ヴァイオリンの最後列で、一際「トオる」音を奏でられたりしてるのを今年前半見かけてたりする。豊洲駅から歩いて1分。5Fのホールに入ると、明るい外光が差し込むステージは、学校の図書館にでも入った雰囲気。ちなみに、ステージ上で演奏される方々には「暑い」だけだったらしい。前半のブラームス弦楽四重奏曲、重厚な音と明るい窓の中の景色が妙なコントラスト。しかもよくよく考えると「埋立地」のその後の風景なのも、ますます変な想像を掻き立てられるが、演奏は素晴らしい。後半のシューマンピアノ五重奏曲はピアノが加わり華やいだ雰囲気。キラキラ輝いた音色と、外の真夏の景色は調和していた。

Posted by maasaki

コメントを残す