太田フィルハーモニー交響楽団 太田市新田文化会館エアリスホール

お初のオケということもあり、期待半分くらいで出かけたのだか…、見事に「良い」意味で期待を裏切られる。ベートーベンの交響曲第1番から、各パートの旋律が「緻密」な上に、音の強弱が完璧だ。後半の交響曲第3番に至っては、CD聴いているくらいの安定感で、音色から破綻はおろか、疑問符さえも浮かんでこない。心地よい楽曲を楽しみつつ、筆者は指揮者様の挙動などに注意が向いてしまう始末…。時より窺い知る横顔には、かなりの「表情」を浮かべて楽団員の皆さんに向かっているのだが、全くの背後からは、その指揮ぶりが「完璧」すぎて、まるで20年後くらいのロボット指揮者を夢想する、変な妄想が止まらない(笑)。将来、オーケストラの中で最初にAIに置き換わるのは誰だろう…(既に指揮者のいないオケも存在するし)。まぁ、筆者の夢想は置いておいて、猛暑のさなか、出かけた甲斐のある公演だった。

Posted by maasaki

コメントを残す