生音(なまおと)

浦和フィル さいたま芸術劇場


このカテゴリーに関して書くのは、緊縮財政(?)と六輪生活によって、ほぼ一年ぶりになってしまった…。相変わらずの低価格モノを「ぴあ」で見つけたので、公演の10日前に買いに行くと、残ってる席が1列目と2列目だけと変な状況になってる(なんだろう…、招待客がキャンセルとかかなァ?)。まぁ、足が伸ばせる1列目をチョイス。お題はボロディン、モーツアルト、チャイコフスキーで著名作曲家オンリーなんだけど、曲的には、まあさきのストライクゾーンを少し外れた感じ。念の為、CDで予習してから出かけたけど、あんまり期待しないで出かけたら、演奏のすばらしいこと。1列目でオケの音にノまれてたのも有るだろうケド、微細な音とか聞こえたりして、満足どころか、曲の終わりに汗と涙が滲むくらい。

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11/7 昭和音大


日曜の午後に協奏曲が5曲も聴けて、お値段が1500円の贅沢な内容。そのうち知らない曲が3曲も有って、無知をブログでヒケラカスのもどんなもんだろうと思いつつ…、結局書いてるし。
唯一、多少は聴いているので、ラストにピアノを弾いた学生さんについて。一部の早弾き(3楽章のあたま)以外は一音一音、よく聞こえてきたと思う。強いて一言言うと、後ろのオケは伴奏しているのではないので、部分的にはピアノを押さえて、後ろの演奏を盛り上げないとならない所も有ったんじゃないかと…。もっと気を抜いた?(力を抜いた??)演奏が、大人のカッコイイ演奏なんじゃないかと思ったしだい。一方、ほとんどのオケの皆さんは、入れ替わりも無く、五曲ぶっ通しで、良い演奏だったと思いまする。

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生音 その2


先々週、多少聞き足りなかったので、音大の学祭にでも行こうかとネットを眺めていたら、オペラシティの公演を偶然見つける。
お客さんは、1/3が学校関係者&御父兄。1/3がレポートを課された学生さん? 残りが、まあさきを含めたその他多数…、てな感じ。
聞いた感想は、一言で言って、バイオリンの音量不足。
理由としては、

 仮定その1、センの細い感じの指揮者さんが、デカイ音が嫌い?

 仮定その2、バイオリン科の偉い先生の方針?

 仮定その3、学内の男女構成比…?

調べた訳じゃないけど、やっぱり音楽で生活するのはキツイのかと勝手な想像で、何かと潰しの利く??、女子学生の方が多いのだろうなァ。 第二バイオリンなんて、一人を除いて全部お嬢ちゃんだったし…。テクニックとかは問題ないんだろうケド、フォルテで少数の管楽器や打楽器に、完全呑まれてる感じ。その為全体の音も、コントラストが足りないと言うか、ダイナミックレンジが不足してると言うか…。まあ、¥1500で苦言を言うような事じゃないけど。

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生音(なまおと)


たまにはストリングスの音で脳味噌を振るわせたいと思ったりもする。好みの曲とスケジュール、そして大事なのが低価格(笑)、この条件が揃うことは稀なので、年に1・2度の楽しみだったりするが…。
コンクール入賞経験の有る、若手演奏家三人による、協奏曲三曲が本日の題目である。しかもこの三人、有力なスポンサーに恵まれていて、その名を江副浩正とおっしゃる、40代以上にはピンと来るお名前。若手の演奏家に出資してコンサートで元を取る…、さすがビジネスに長けたお方。ちなみに演奏後、ロビーに立たれて親しい方と挨拶をされているすぐ横を、筆者は通って帰って来た。

さて、演奏の話だが、したり顔で書き出すと、底の浅さが露呈するので止めておくが、三人目の韓国人が演奏したラフマニノフは郡を抜いていた…。これまで筆者は、テクニックだけじゃラフマニノフは弾けない、歳とか重みとか、人生の経験とかが無いと、聞けたもんじゃないと思い続けてきたが、この青年は、なぜかあっさり弾きこなしてしまった。練習以外に何か辛い事でも体験したのでは? ってフカヨミしたくなるような。たぶんこの先、この青年の演奏を耳にすることは無さそうなので、アンコールで一曲弾かせるべく、気合を入れて、手を叩いたのだが…。
結局聞けず、残念。

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