荒川区民交響楽団 新宿文化センター

今回はパイプオルガンの生音を聴くために出かけたようなもの…。新宿文化センターには何度も出かけているのだが、ステージ右側に設置されているせいで、パイプオルガンの存在に気付いてなかった。低音主体の印象が有るので左右の偏移とかは気にならないのか興味は有る。まずは休憩前の二曲、残念ながら筆者になじみのない曲だったので主観的な感想となるが、オケの皆さんのレベルが高い。全体の強弱やソロパートでの旋律にバランス感や一連の流れを感じ得る良い演奏。コレはと期待させてもらった後の、サン・サーンス。第1楽章後半でパイプオルガンの旋律が右手から聞こえてくる。正直言うと、絶対的な必要性を感じるほど、メロディーラインが目立ってなくて、「へぇー」くらいの印象だったのが、第2楽章後半になって、複数のオクターブ(3とか4)が同時に鳴り出したとき、「ひぇー」に変わった。50人以上のオケと対峙できる音圧。これがパイプオルガンなんだと納得する迫力。良い公演だった。

Posted by maasaki

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